映画ネタバレ | Shirutoku https://shirutoku.info Sat, 27 Jul 2019 15:55:52 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.3.17 https://shirutoku.info/wp-content/uploads/2018/06/cropped-s-2-32x32.jpg 映画ネタバレ | Shirutoku https://shirutoku.info 32 32 148458550 『アンフェアthe end』結末ネタバレと黒幕解説!父親を殺した真犯人や裏切者は誰? https://shirutoku.info/unfair-the-end https://shirutoku.info/unfair-the-end#respond Sun, 11 Nov 2018 21:34:02 +0000 https://shirutoku.info/?p=22218 篠原涼子さん主演のアンフェアシリーズの完結編となる映画「アンフェア the end」では、黒幕の正体や、雪平の父親を殺した真犯人が誰なのか、薫ちゃんを始め誰が敵で味方なのかが遂に明らかとなりました。

映画を見て、真犯人や黒幕が誰なのかの結末ネタバレを含めたあらすじと黒幕についての解説や考察をまとめています。

映画「アンフェア the end」キャスト

■警視庁捜査一課

雪平夏見 / 篠原涼子

警視庁で犯罪検挙率ナンバー1の美人刑事。バツイチ子持ちの大酒飲み。

刑事だった父親を殺した犯人を見つけるため刑事になる。捜査の過程で父親が警察内部の不正に迫っていたことを知り、前作では国家を裏で操る警察庁、検察庁、裁判所の全てに潜む闇の組織から機密データの入手に成功する。

三上薫(薫ちゃん) / 加藤雅也

警視庁鑑識課の検視官。前作(アンフェア the answer)で闇の組織の一員であることが明らかとなる。

小久保祐二 / 阿部サダヲ

警視庁捜査一課課長で雪平の上司。

山路哲夫 / 寺島進

元・警視庁捜査一課管理官で現在は所轄の刑事。雪平の元上司。

■村上親子

村上克明 / 山田孝之

東京地検特捜部検事で、前作の闇の組織の黒幕。

今作開始早々に殺害されてしまう。

村上成明 / 寺田農

元検事総長で克明の父親。

息子の克明とともに殺害されてしまう。

■検察庁

武部将臣 / AKIRA

最高検察庁監察指導部の検察官。

村上親子が関わっていた疑いのある闇の組織を暴く為と雪平に強力を申し出る。

特捜部長 / 吉田鋼太郎

東京地検特捜部長。身内の村上親子を殺害された事で容疑者の津島の処分を急ぐ。

■村上親子殺害容疑者

津島直紀 / 永山絢斗

村上親子殺しの容疑者として逮捕されたシステムエンジニア。

仕事柄入手した闇の組織のデータを元に村上親子を告発しようとした矢先に逮捕されたと雪平に告げる。

■雪平の元恋人

一条道孝 / 佐藤浩市

元・北海道警西門別署刑事課長で雪平の元恋人。

前作(アンフェア the answer)で闇の組織の一員であることが明らかとなる。

■雪平の娘

雪平美央 / 向井地美音

雪平の娘で高校生。

映画「アンフェア the end」あらすじ

■雪平夏見のこれまで

刑事だった父親を殺した犯人を見つけるため警視庁捜査一課の刑事となった雪平夏見(篠原涼子)は、父親が警察内部でクーデターを画策していたことを知る。

豊洲警察病院占拠テロ事件(アンフェア the movie)、ネイルガン連続殺人事件(アンフェア the answer)を解決に導く過程で、雪平(篠原涼子)は、恋人の一条道孝(佐藤浩市)の裏切りや、元夫の佐藤和夫(香川照之)の命と引き換えに、国家の中枢で権力を乱用する闇の組織から機密データを入手することに成功する。

父の無念を晴らすため、雪平(篠原涼子)は、1人データを隠し持ったまま反撃に出るための協力者や効果的な方法を探していた。

■村上親子殺人事件

そんな矢先、闇の組織の黒幕だった東京地検特捜部の村上克明検事(山田孝之)と父親で元検事総長の村上成明(寺田農)親子の連続殺人事件が起こる。

■容疑者・津島直紀

容疑者として逮捕されたのはシステムエンジニアの津島直紀(永山絢斗)。津島は仕事先で「闇の組織」のデータを発見し入手した事で容疑をでっちあげられたと、警察で唯一信用できる人間として雪平(篠原涼子)だけに事情を話すのでした。

■最高検察庁検察官・武部将臣

一方、最高検察庁観察指導部の検察官の武部将臣(AKIRA)は、村上親子が闇の組織に関わっていた疑いがあるとして、雪平(篠原涼子)に情報提供を求めるが、雪平は知らないとかわす。

■元恋人・一条道孝

そして、死んだはずの元恋人の一条道孝(佐藤浩市)が姿を現し、雪平(篠原涼子)に危険が迫っていることを警告します。

闇の組織が雪平(篠原涼子)が持っている機密データを奪い返すべく動き出したのか?

雪平(篠原涼子)は誰を信じ、闇の組織に立ち向かっていくのか・・・

映画「アンフェア the end」結末ネタバレ 黒幕や真犯人は誰?

村上親子殺人事件・闇の組織のボス交代

東京地検特捜部の村上克明検事(山田孝之)が背後から首を絞められビルの屋上から落とされ死亡、父親の成明元検事総長も自宅で殺されているのが発見された。

この二つの事件現場には犯人からのメッセージと思われる「アンフェアなのは誰か」と書かれた栞が残されていた。

この栞は、2006年に起きた連続殺人事件に使用されていたモノで、その事件の犯人達を結び付けていた安藤(瑛太)が作った罰サイトも復活していた。その罰サイトには「雪平の復習が始まった」と綴られていた。

雪平は最高検察庁観察指導部の武部(AKIRA)から呼び出され、村上検事とその父親が闇の組織のメンバーで、組織に不都合な人物を殺す指示を出していた疑いがあること、そして、その組織の不正を暴きたいと雪平に情報提供を申し出るが、雪平は心あたりは無いと武部の質問をかわす。

雪平の前には自殺したはずの元恋人・一条道孝(佐藤浩市)が現れ、村上の後釜の闇の組織のリーダーは優しくないので気を付けろと警告する。

一条道孝と三上薫(加藤雅也)は、闇の組織の新しいボスの命令に従って動いていた。

容疑者・津島直紀は雪平の協力者なのか?

村上親子殺人事件の容疑者として村上のマンションの監視カメラに映っていた男が逮捕される。その男は、雪平以外とは話さないと取調官に雪平を指名する。

その男の名前は津島直紀、25歳のシステムエンジニア。監視カメラの映像は津島を犯罪者にするためのフェイクだと雪平に告げる。

津島は雪平と2人だけじゃないと話さないとして2人だけで話せる環境を手にする。

そこで津島は、出向先の三沢基地には日本中の通信データが集められていて国民を、特に雪平のように権力に立てつく人物を監視していると打ち明ける。

そして、ネイルガン殺人事件以降、雪平が警察、検察、裁判所からなる組織から唯一、常に監視されていている人物であること、監視されているからこそ、その組織と敵対している人物だとして、雪平は警察で唯一、信用できる人間だと告げる。

津島は、村上親子がその組織の人間であることを、入手した証拠となるデータを使って告発しようとした矢先、逮捕されたと告げる。

雪平は冤罪だと主張する津島の裏を確かめに監視カメラの映像を作成しているという一軒家を訪れる。不動産屋はずっと誰も住んでいないと言うが、その家の契約アンペアは225Aと一般の家庭の60Aよりずっと大きく、隣人の話しから、若い人達が住んでいたが、数時間前に突然、引っ越したことを知る。案内してくれた不動産屋に連絡してみるが電話番号は嘘だった。

雪平は分析を依頼した薫ちゃんから監視カメラの映像は加工されていないと言われるが、映像に映っている村上と津島の身長差から偽造された映像であることに気づいてしまう。

薫ちゃんは雪平に「あまり深入りしないほうがいい」と忠告する。

津島には精神科で妄想性障害の病歴があったことや、殺害された村上成明のマンションから津島の指紋が出るなど有罪となる証拠が出るが、津島はいずれもでっちあげられたものだとして、雪平に逃がしてくれるよう頼む。

雪平は、津島に毒のカプセルを飲ませて病院に搬送させ、病室から2人で逃げることに成功する。

津島の隠れ家で津島は入手したデータを雪平に見せるが、死んだ村上検事が管理していた重要なデータが欠けている不完全なものだと雪平に告げる。

どうしてこんなことをしているかと尋ねる雪平に津島は父親のことを話し始めた。

津島が子供の頃、配送ドライバーだった父親は白バイと衝突事故を起こして、白バイに乗っていた警官を死なせてしまったのだった。

白バイはサイレンも鳴らさず赤色灯も点けておらず速度も100㎞以上だったにも関わらず、警察も検察も白バイ側の過失を否定し、速度は90㎞以下、サイレンを鳴らしていたにも関わらず交差点の侵入を止めなかったとして刑が確定し、犯罪者扱いされたことを苦にした父親は自殺をしてしまったのだという。

成人してシステムエンジニアになった津島は働き先で偶然、警察、検察、裁判所がつるんで人々を都合の良いように裁いている証拠を見つけてしまったのだった。

亡くなった父親の為にも不正の証拠を公表しなければいけないと力説する。

雪平「あなたも父親の意志を継いでいるのね」

入手したデータを公表する手段として津島は効果的な方法として、海外の新聞で発表してもらうため、日系アメリカ人のジャーナリストに渡す予定であることを告げる。

雪平がジャーナリスト殺しの容疑者に

ジャーナリストと待ち合わせのホテルの部屋に行くと、ジャーナリストはすでに何者かに殺された後だった。津島の計画は闇の組織にバレていた。

2人目のジャーナリストの家に着くと、中から争う音が聞こえてきた。部屋に忍び込む雪平に犯人(丸山智巳)が襲い掛かり、雪平の銃でジャーナリストを殺して逃走する。雪平は救急車を呼ぶ。

駆けつけた警官に犯人の特徴を話している雪平のもとに最高検察庁観察指導部の武部(AKIRA)が現れ、「津島がどこにいるか」と質問する。知らないと答える雪平に業を煮やした武部は、三上薫を先頭にやってきた組織側の人間達に雪平を逮捕させる。

だが、薫ちゃんは雪平を裏切ったのではなかった。雪平が殺される危険があることを感じた三上薫は、雪平を逃がすために率先して雪平を逮捕したのだった。薫ちゃんの運転で逃走を試みた2人だったが、運悪くトラックと正面衝突してしまう。

一方、捜査一課では、殺されたジャーナリストのホテルから雪平の指紋が出たことと、2人目のジャーナリストは雪平の拳銃で殺されていることから雪平を犯人として捜査することになる。

雪平を守ってくれた薫ちゃんが・・・

雪平が目を覚ますと、手と足を拘束されていて、目の前には武部(AKIRA)が、そしてその傍らには一条道孝(佐藤浩市)がいた。

一緒に捕まってしまった三上薫は張りつけとなって拘束されていた。

武部が闇の組織の新しいボスと悟る雪平。

「津島はどこだ」と繰り返す武部に雪平は知らないと言い続ける。

津島の居場所を言わない雪平に対して、武部が一条に顔で合図すると、一条は拳銃で三上薫の足を撃つ。

雪平自身を痛めつけてもらちが明かないので、言わなければ関係の無い雪平の周りの人間を殺すと警告し、手始めに武部が命令すると山路(寺島進)が拳銃で撃たれてしまう。

次は組織を裏切った三上薫。

三上は組織を裏切ったのではなく、最初から雪平を守るために組織に入ったことを告白するのだった。

武部の命令で一条が三上の頭を拳銃で撃ち抜き三上は死んでしまう。

そして次に武部は、雪平の娘の美央を殺すと警告する。

一条の提案で、武部は雪平自身に津島の元へ行き、殺してくるように命じる。

雪平が津島を殺す?

津島の元に戻った雪平を津島は強く抱きしめるのだった。

そして、雪平を待っていた間に見つけたという村上殺害を指示する音声データを雪平に聞かせる。

それは、武部が一条に村上殺しを命令している音声だった。

そんな津島に雪平は銃口を向ける。

娘の美央は特別と言う雪平に、津島は自分が死んだら雪平が後を引き継いでくれとお願いする。

「ごめん」と言って雪平は拳銃を撃つ。

津島を殺したものだと高笑いする武部だったが、雪平は津島を撃ったと見せかけて2人で逃走を試みる。

武部は美央を殺せと一条に命令するが、一条は組織を裏切り、雪平と津島を助け静岡県小山町の別荘に匿うのだった。

これからどうするか聞かれた津島は、国外のエルドニア共和国に亡命すると言う。エルドニア共和国は過去にもアメリカ人の告発者を受け入れたことがあるからだった。

津島は、雪平に一緒に亡命しないかと提案する。

雪平も何か闇の組織の不正の鍵を握っているんじゃないかと質問するが、雪平は「知らない」とはぐらかす。

そして、津島は雪平の父親についての音声データを見つけたことを思い出し雪平に渡すのだった。

父親を殺した真犯人が判明!

その日の夜、別荘に戻ってきた一条に薫は銃口を向ける。

津島が監視システムの中から掘り起こした24年前の音声ファイルには、雪平総一郎がジャマだと殺すことを暗に示し、その娘の雪平を監視することを命じたものだった。命じられた相手の声は一条道孝だった。

一条が雪平の父親を殺した犯人だったのだ。

ずっと監視しているうちに雪平になら殺されてもいいと思うようになったと言う一条。

雪平も犯人を見つけたら父親の敵を打ちたいとずっと思っていたが、一条を撃つことは出来なかった。

一条「何度、人に裏切られても、お前は人を信じてた。例え口では信じないと言っても、悲しいくらい優しいなぁ…」

一条はそう言い雪平にキスをして「さよならだ」と去っていった。

敵と味方は誰?一条と武部、山路と小久保

翌朝、小久保を始めとする捜査一課が別荘に踏み込んできた。が、別荘には誰もいない。

雪平は隣の別荘に車を置き、近づいたらセンサーが鳴るように仕掛けておいたのだった。2人は車で逃走するがその様子を警官に見られてしまった。

検問がはられることを予想した雪平は途中からバスに乗り換え都内に向かう。

何やらスマホを捜査する津島に普通にしてれば見つからないと話す雪平。

一方、捜査一課には殺されたはずの山路(寺島進)が現れる。

弾丸はポケットに入れていたライターに命中し、命拾いをしたのだった。

山路は自分を撃ったのが警備一課の山本(丸山智巳)だったこと、そしてその山本が警備計画を変更して東京国際ビルに向かっていることを小久保(阿部サダヲ)に話す。

東京国際ビルの38階にはエルドニア大使館が入っており、津島と雪平はまさに東京国際ビルに向かっていた。

大使館は治外法権なので逮捕されることなくデータを渡すことができるとの雪平のアイデアだった。

雪平と津島の2人は東京国際ビルの地下駐車場からビルに入り、高層階用のエレベーターがあるホールまで来るが、ホールには既に武部の仲間がいた。

一条がばらしたのではと言う津島。

エレベーターまで急ぐ雪平だったが、武部(AKIRA)とその一行がホールに入ってきた。

雪平と津島は間一髪で低層階用のエレベーターに乗ることができたが、武部の部下が撃った銃弾が津島の横腹に命中してしまう。

武部の部下はビルの監視制御室を占拠し雪平の行方を追う。

雪平と津島は高層階用のエレベーターで38階に向かうが、武部は35階で停めるよう制御室に命令する。

が、35階に停まったエレベーターの中に雪平と津島はいなかった。

一条が手を回して1階下の34階に停めてくれたのだった。

階段で38階を目指す雪平と津島。

が、山路を撃った犯人の組織のヒットマン山本(丸山智巳)が2人を狙う。

山本との格闘の末、撃たれそうになった雪平を救ってくれたのは、山路(寺島進)と小久保(阿部サダヲ)だった。

一方、雪平を探す武部(AKIRA)の前に一条(佐藤浩市)が姿を現す。

裏切ったのではなかったのかと問う武部に、「雪平を油断させて動きを探っていた」とエレベ―ターで先回りすることを提案するが、武部は大使館に急ぐ必要はないと一条に話すのだった。

武部の真意が分かった一条は、武部の部下を撃ち、そして、武部と撃ち合いになり、負傷するも武部を殺害する。

雪平が信じた津島が・・・

そして、津島を抱えながら雪平はエルドニア大使館に辿り着く。

雪平「医者を呼んでください。亡命を希望します。」

そして、雪平は肌身離さず隠し持っていたマイクロSDが入っているペンダントを津島の首にかけ、村上から奪ったデータを津島のものと合わせて使って組織を終わらせるよう告げる。

そして、一条を探しに行くとエルドニア大使館を後にしようとした雪平の背後で銃を構える音がした。

なんと、津島が雪平に銃を向けていた。

が、丁度、大使館に着いた一条が津島を狙い、撃ち合いとなり、一条の胸に命中し一条は倒れてしまう。

すかさず雪平は拳銃を津島に向けるが、津島の正義を今でも信じていると拳銃を床に置く。

津島は、雪平のデータを奪うことができたら父親の再審をして無罪を証明してくれるとの武部の約束を信じ、父親の屈辱を晴らすため雪平に近付いたことを告白する。

「最後まで人を信じてしまう。それがあなたの弱さだ。」

と放った津島の銃弾が雪平の左肩に命中し、雪平は倒れる。

が、津島もまた血を吐いて倒れる。

一条が最後の力を振り絞って、津島を撃ったのだった。

そして、雪平はどうなった?

小久保(阿部サダヲ)と山路(寺島進)がエルドニア大使館に駆けつけると、一条(佐藤浩市)と津島(永山絢斗)が倒れていて、雪平(篠原涼子)の姿は無かった。

雪平が津島にかけたペンダントからはマイクロSDが抜き取られていた。

・・・

生き残った雪平は、エルドニアに亡命し、機密データをポスト紙に内部告発の形で持ち込み、闇の組織の悪行は、日本の警察、検察、裁判所の犯罪スキャンダルとしてアメリカメディアに大々的に報じられることとなった。

今後、この犯罪スキャンダルに関わった多くの人物が逮捕されるとみられている。

映画「アンフェア the end」のエンドロールのネタバレ

1.津島直紀の拳銃は武部から。

津島(永山絢斗)は武部(AKIRA)から雪平の機密データを奪うことだけでなく、雪平を殺害するための拳銃を渡されていた。

2.罰サイトを復活させたのはシステムエンジニアの津島。

3.東京国際ビルに向かっていることをバラしたのは津島。

津島はスマホで「トーキョーコクサイビル」と武部宛てに送信していた。

4.一条は制御室でエレベーターのライトが38階到着前に消えるよう設定していた。

5.一条と武部のエレベーター内でのやり取り

一条は津島が武部の命令で動いていたことはこの時まで知らなかった。

武部「ミッションが終わった頃に到着すればそれでいい」

一条「まさか津島?」

武部「そういうことだ」

一条「そういう事ですか」

38階到着前に電気が消える→撃ち合い。

映画「アンフェア the end」黒幕解説と感想

村上親子を殺した黒幕と理由とは?

今作の黒幕=闇の組織のボスは最高検察庁観察指導部の検察官・武部将臣(AKIRA)でした。

薫ちゃん曰く、前のボスの村上成明元検事総長は国に対する理念も思想があったが、新しいボスの武部は成りあがりで、権力好きのサディストと評していました。

前作「アンフェア the answer」で、雪平に機密データを渡してしまったことで立場が弱くなった村上親子から権力を奪うべく、武部が村上親子殺しの黒幕として指示し、村上検事を殺した実行犯は一条道孝、父親の村上成明元検事総長を殺したのも一条か、同じく武部のヒットマンの山本(丸山智巳)の可能性もありそうです。

山本(丸山智巳)は、ジャーナリスト殺害と、山路(寺島進)を狙った犯人でもあります。

薫ちゃんは最初から雪平の味方だった

薫ちゃんは、映画1作目の「アンフェア the movie」の最後で斉木(江口洋介)を殺害した犯人で、これまで闇の組織の指示通りに行動してきましたが、闇の組織に入った事自体、雪平を守るためだったと告白しました。

薫ちゃんが殺される前の一条と会話をするシーンは、これからの薫ちゃんと一条に起こる運命を暗示しているようでした。

一条の手で薫ちゃんは殺されてしまいましたが、それは同時に薫ちゃんの分も雪平を守っていくからと約束しているかのようなシーンでもありました。

雪平の父親を殺した真犯人と黒幕

そして、24年前に雪平の父親、雪平総一郎を殺した実行犯は、元恋人の一条道孝でした。

一条は闇の組織のヒットマンで、前作では雪平の夫の佐藤和夫、そして、今作では武部の命令で村上検事と三上薫を殺害しています。

24年前に雪平の父親殺害を命じたのは、当時の闇の組織のボスの村上成明(寺田農)でした。

一条は、闇の組織のヒットマンとして、ボスの命令であれば誰でも殺す兵隊要員でしたが、村上の命令で、雪平夏見のことをずっと監視しているうちに雪平を愛するようになり、雪平を守るため、遂には、闇の組織を裏切り武部を殺害し、津島からも雪平を守って命を落としました。

冒頭とエンディングのシャワーシーン

今作では篠原涼子さんのシャワーシーンが映画の冒頭とエンディングにありますが、オールヌードの濡れ場的なものにしたのは篠原涼子さんのアイデアだったとのこと。

冒頭のシーンでは、左肩から血を流していますが、これはエルドニア大使館で津島から撃たれた傷であることが映画の最後まで見ると分かります。

雪平がいるのは、海外のモーテルで、窓の外から聞こえるのは英語ではない言語、そして、部屋の中には、内部告発したポスト社と、エルドニア共和国のものであろうロシア語のような新聞が置かれていました。

雪平が生き残り、亡命に成功し、エルドニアの国に逃れたことが分かります。

そして、回想の形で映画がはじまり、映画の最後に再びシャワーシーンに戻ってエンディングを迎えます。

雪平は闇の組織を倒し、組織の手の届かないところに逃げのびてハッピーエンドということになるのでしょうか。

それにしては、薫ちゃん、一条と近しい人が死んでしまい、その犠牲は大きなものでした。

雪平は亡命をしたようですが、娘の美央はどうなったんだ?モーテルにもいないし、と心配な部分もありますが、そこはドラマだから、、と思うべきなのでしょうか。

あなたの意見もぜひ、コメント欄にてお聞かせください。

]]>
https://shirutoku.info/unfair-the-end/feed 0 22218
松坂桃李の映画「娼年(しょうねん)」ネタバレあらすじとキャスト!少年や娼夫との違いや意味は何? https://shirutoku.info/shonen-netabare-cast https://shirutoku.info/shonen-netabare-cast#respond Mon, 17 Sep 2018 17:55:32 +0000 https://shirutoku.info/?p=19565 石田衣良さんの恋愛小説「娼年(しょうねん)」が、松坂桃李さん主演で舞台化(2016年)、映画化(2018年4月)され、映画の動画配信がスタート(2018年9月)して話題となっています。

娼年」という言葉の意味や読み方、少年娼年娼夫は何が違うのか、そして、映画娼年」のネタバレあらすじキャスト画像つきでご紹介しています。

「娼年」の意味や読み方!「少年」や「娼夫」「男娼」は何が違う?

娼年」の読み方は「しょうねん」ですが、「娼年(しょうねん)」という言葉は辞書には出てきません。

映画「娼年」のあらすじでは、主人公の森中領(松坂桃李)が「娼夫」となりますが、「娼夫(しょうふ)」という言葉も辞書には出てきません。

ということは、「娼年(しょうねん)」も「娼夫(しょうふ)」も、原作者の石田衣良さんによる造語になります。

しょうふ」というと、浮かぶ漢字が「娼婦」ですよね。

「娼婦」の意味は、売春を職業とする女性で、その男版が、娼婦の「婦」の字を変えて、「娼夫(しょうふ)」になります。

つまりは、娼夫=自分の体を売ることを職業とする男性の意味になります。

売春を職業とする男性を表す言葉としては、日本語では「男娼(だんしょう)」という言葉がありますが、小説家の石田衣良さんは、「だんしょう」の響きや「男娼」の漢字よりも、「しょうふ」の音と「娼夫」を選んでいます。

そして、映画のタイトルは「娼夫」ではなく「娼年」です。

主人公の20歳の大学生の森中領は、「娼夫」となり、女性と肉体的なコミュニケーションを取りながら、少年から成年へと成長していきます。

森中領は、娼夫の少年、娼夫の成年ということで、「娼年」となったのでしょう。

そう考えていくと、主人公の森中領は、「男娼」でも「娼夫」でもなく、「娼年」なんだなと。

小説や映画のタイトルなので、「娼年」と聞くと、きれいなイメージが浮かびますが、結局のところ、主人公の職業は男娼です。

映画「娼年」では、冒頭からいきなり、松坂桃李さんが、”その”最中で、ヒップのシーンから始まります。

映画「娼年」では、松坂桃李さんは8人の女性と関係を持ちます。

あまりにも”その”シーンが多い為、松坂桃李さんのヒップのどこにホクロがあるのかまで、すっかり覚えてしまうほどです。

娼年(しょうねん)動画フルを無料視聴!松坂桃李の濡れ場ネタバレランキングや感想も
松坂桃李さんの過激な濡れ場で話題の映画「娼年(しょうねん)」のフル動画を無料視聴する方法についてご紹介しています。娼夫の仕事を通じて少年から成年へ成長する過程を松坂桃李さんが演じています。 映画「娼年(しょうねん)」の配信動画にはR1...

映画「娼年(しょうねん)」のネタバレあらすじをキャスト付で詳しく!

ここからは映画「娼年(しょうねん)」のあらすじとキャスト紹介になります。ネタバレを含みますのでご承知おきください。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

主人公の森中領(松坂桃李)は、名門大学の政治経済学部経済学科に通う20歳。

映画の冒頭は、領(リョウ)の部屋から始まります。ある日の夜のこと、領と女性(階戸瑠李)の絡みのシーンからスタートします。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

その女性は、行きずりの女性で、翌朝、領が名門大学生と知り驚きます。

領は名門大学の学生にも関わらず、生きる活力を無くしたやつれた顔をしていて、大学をさぼりながら、バーでアルバイトをする日々を送っていました。

そんなある日、領の中学校からの同級生シンヤ(小柳友)がバーを訪れます。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

シンヤの職業はホストで、「いい金づるの客をつかんだ」とバーに連れてきた女性が、御堂静香(真飛聖)でした。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

御堂静香は、ボーイズクラブのオーナーで、自分のクラブに良い子をスカウトするため、素性を隠しながらシンヤのホストクラブに通っていたのでした。

「女なんてつまらないよ」

そう言うリョウに興味を持った静香は、領を誘い出し、自宅に招き「情熱の試験」を受けさせます。

「情熱の試験」とは静香の前で女性との関係を見せることでした。

領の相手は、静香ではなく、生まれつき耳が聞こえない咲良(冨手麻妙)でした。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

静香の見ている前で、領は咲良(さくら)と”関係”を持ちます。

静香の部屋に向かうタクシーの中で、

領は、女性との”関係”は、「手順の決まった面倒な運動です」と語っていました。

そんな領は、相手の女性の心を開こうともしない、相手の女性の身体が出すサインを読もうともしない、そんな、身勝手で乱暴な動きに終始します。

事が終わり、静香の領への評価は「五千円」でした。

ところが、領に何かを感じた咲良も「五千円」を出してくれて、合わせて1万円となりました。

静香のボーイズクラブは、最低価格が1時間1万円で、試験の合格ラインは1万円でした。

咲良のおかげでぎりぎりで合格となった領は、次の日から娼夫「リョウ」として、静香のボーイズクラブで働くことになりました。

リョウの1人目の客は、ヒロミ(大谷麻衣)。

2人は渋谷で待ち合わせをします。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

ヒロミは静香のクラブの常連客で、初回は相手の男性を観察するだけなのですが、お茶だけして去って行ったヒロミに、リョウは失敗したかと落ち込みますが、静香の元には、早速、ヒロミから翌日の予約が入ります。

翌日、ヒロミは、リョウがくるのをシャンパンを飲みながら待っていました。

「じれったいのが好き」

気持ちを高めながら領を待っていたヒロミは、リョウに会うと「今すぐリョウくんとしたい」と告げ、2人は円山町のホテルへ。

激しくも満足した時間を過ごしたヒロミは、「リョウくんを自分の専属にしたいくらい」と高評価。

リョウは、2回分の報酬として、4時間の60%で2万4千円を手にします。

「すごく疲れました。いい意味で。」

そう語るリョウの顔は、最初に比べて明るい表情に変わってきていました。

「女性のことをもっと知りたいと思うようになりました。」

何かが領の中で変わって行くのでした。

次の客は、イツキ(馬淵英里何)。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

表参道での待ち合わせで、イツキは哲学「プラトン」の本を読んでいました。

実はリョウもプラトンが好きで、食事中、2人はプラトンの話しで盛り上がります。

食事後、イツキはリョウを自宅に誘い、イツキは自分の癖(へき)について話しはじめます。そして、自分が認める知性のある男性で、自分の癖(へき)を理解してくれる人がいないと嘆くのでした。

そんなイツキに対し、リョウは真正面からイツキの癖(へき)を受け入れます。

快感の笑みを浮かべるイツキ・・・

舞台は変わって、大衆居酒屋。

領は静香にお願いされ、自分の通う居酒屋に静香と咲良を連れてきます。

「領くんが相手だと年に引け目を感じないらしいの。

何か秘訣があるのかしら?」

そう尋ねる静香に、領は自分の母親のことを話し始めます。

領の母親は、今から約10年前、37歳の時に亡くなりました。

領は10歳でした。

母親の亡くなった日、領は風邪を引いて学校を休んでいましたが、

「暗くなる前に帰ってくるから暖かくしていいい子にしてね。」

そう言い残して、母親はよそ行きのワンピースを着て出かけていきました。

その日、母親は出先の横浜の繁華街で、心筋梗塞で倒れ亡くなってしまったのでした。

そ麗羅い、領は大人の女性に年齢を聞くのが癖になり、その返事が母親と同じ「37歳」だと喜ぶのでした。

領が年上の女性に抵抗がないのは、そういった理由からでした。

こうして領は、娼夫となっていきました。

次の客との待ち合わせは池袋でした。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

出産してから旦那が一回も相手をしてくれず、悶々とした日々を送っていた主婦(荻野友里)でした。

その次の仕事は熱海の高級旅館でした。

そこで待っていたのは、年の離れた泉川夫婦でした。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

糖尿病で余命一年半の旦那を喜ばせるために、

妻の紀子(佐々木心音)とAVまがいのプレイをするリョウ。

あまりの名演技に、夫の泉川氏(西岡徳馬)は大興奮します。

夫の泉川氏が糖尿病で余命一年半というのは作り話で、リョウを気にいった泉川氏からは特別報酬が届来ます。

特別報酬がもらえるようになると、静香のクラブではVIP客対応へと昇進となるのでした。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

「領さんは、きっと売れっ子になるよ。」

初日に領にそう語ってくれた、静香のクラブのナンバー1の東(猪塚健太)とも領は関係を持ちます。

東(あずま)は痛みでしか快感を得ることができない特殊な身体の持ち主で、領はお返しに東のお願いを聞き、東の小指を骨折させるのでした。快楽の表情をみせる東…

そんな中、

ホスト仲間から領が娼夫となっていること聞いたシンヤが、領に好意を持つ同級生の恵(桜井ユキ)に領の仕事について話してしまうのでした。

バーにやってきた恵は領は静香に騙されているのではと咎めるのでした。

そんな恵に領は、「静香さんと寝るつもりはない。恵と寝るつもりがないのと一緒。」と言い捨てます。

リョウの次の客は、鶯谷に住む70歳の老女(江波杏子)でした。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

今日は老女の誕生日でした。

あなたの話しを聞かせて頂戴という老女に、リョウは、これまで女性をつまらないと片付けていたけど、そんな自分を変えてくれた1人の女性がいること、そして、自分はその女性に褒めてもらいたい、と話します。

静香のクラブでは、リョウが東とナンバー1を競うまでになっていました。

ご褒美をあげるという静香に、「何でも構わないなら、僕とつきあってもらいませんか?」と告白し、領は静香に迫りますが、「領と寝るつもりはない、残念だけどね。」と突き放されてしまいます。

それであれば、どれだけ成長したかを静香に見てもらいので、咲良との試験をもう一度、受けさせてくれないか、と領は静香に頼みます。

と、そこへ、リョウへの指名の仕事が入ります。

呼び出されたホテルで待っていたのは、同級生の恵(桜井ユキ)でした。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

最初は拒否するリョウでしたが、娼夫として恵の期待に応えます。

恵は途中から泣き出してしまいます。

恵は、リョウがもう自分のいる世界とは別の世界にいることを悟ります。

事が終わった後、リョウは、バイトをしているバーでは、恵はいつでもタダだから、また来てよ、と優しく返すのでした。

恵との仕事が終わり、ホテルを出たリョウを静香が待っていました。

静香は、自分も昔は娼婦であったこと、そして、好きな人との間に咲良が生まれたこと、成長した咲良は、静香の仕事を手伝いたいと言ってくれたこと、そして、それは、静香がエイズウィルスに感染しているから、と領に打ち明けました。

先日、静香が領を拒否したのは、領にエイズウィルスをうつしてしまうかもしれなかったからだったのでした。

その夜、領は咲良(冨手麻妙)と2度目の試験に挑みますが、咲良の身体を通して、領は静香とも通じ合うのでした。

領は静香に母親の姿を重ねていました。

そんな時、静香のクラブが摘発され、静香は逮捕されてしまいます。

静香の代わりに領を訪ねてきた咲良は、静香から託された手紙を領に渡しました。

そこには、領の母親が娼婦であったこと、そして、母親が亡くなった日、彼女は、その”仕事”に出かけていたことが書かれていました。

そして、今の領であれば、母親のことを憎んだり軽蔑しないであろうこと、領と領の母親、咲良と静香は同じ仕事で結ばれていたこと、領と静香は出会うべくして出会ったのかもしれない、と書かれていました。

・・・・・

それから1年後、

領の姿は、鶯谷の老女の家にありました。

「クラブパッションのリョウです。」

領は東と咲良とともに、クラブパッションを再開したのでした。

クラブパッションのオフィスには、領、東、そして咲良を見守る静香の肖像画が飾られていました。

]]>
https://shirutoku.info/shonen-netabare-cast/feed 0 19565