中村獅童 肺腺がんのステージや現在の症状・余命は?タバコや喫煙が原因か..嫁と息子のスリーショットが素敵すぎる!

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2017年5月に歌舞伎俳優の中村獅童さんが初期の肺腺がんであることを直筆のFAXコメントにて公表しました。

中村獅童さんは癌であると診断された5月末に手術を受け、その後、療養に入っていましたが、11月1日の「松竹大歌舞伎」で舞台復帰しました。そして、12月18日には嫁の沙織さんが都内の病院で男児を出産したことを報告しました。

中村獅童さんを襲った肺腺癌とはどういった癌なのでしょうか。ステージや症状、余命について、そして、中村獅童さんの生い立ちから嫁の沙織さんや息子が生まれた現在までを時系列で追ってみました。

中村獅童が肺腺癌を直筆コメントで公表

【中村獅童の直筆FAXコメント全文】
この度は私事によりいつも応援してくださる皆さまに多大なる御心配をお掛け致しますこと心よりお詫び申し上げます。

毎年、定期的に受けている人間ドックの中で初期の肺腺癌であることが分かりました。

今見つかったのが奇跡的と言われる程の早期発見で、この状況ですぐに手術をすれば完治するとの担当医師からのお言葉でした。

入院までは、お受けした仕事を精一杯つとめますが、やむを得ず 六月博多大歌舞伎及び歌舞伎座七月大歌舞伎を休演することを断腸の想いで決断いたしました。

本当に申し訳ございません。

病に打ち克ち、必ず元気になって今まで以上に良い舞台がつとめられますよう、より一層精進いたし、また皆様にお目にかかりたいと思っております。

そのために、今しばらくお時間をください。

どうか宜しくお願い申し上げます。

平成29年5月18日
中村獅童
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肺腺がんの公表とともに、中村獅童さんは2015年に脳の血管にコブのできる脳動脈瘤を発症し、手術をしていたことも明らかとなりました。

中村獅童の経歴プロフィール 初舞台から結婚・離婚、再婚・肺腺癌公表まで

歌舞伎界を牽引するキープレイヤーの1人の中村獅童さんは、1972年9月14日生まれの、現在45歳です。

中村獅童さんの祖父は三代目・中村時蔵(昭和の名女形)さん、父親は初代・中村獅童さんで、叔父に初代・萬屋錦之介さん、中村喜葎雄さんがいらっしゃいます。

こちらの画像は、3歳の中村獅童さんと父親の小川三喜雄さんです。
中村獅童さんの本名は小川幹弘(おがわみきひろ)さんになります。

最近やたらと父や母と過ごした幼い頃を思い出す、記憶の片隅に、獅童三才。

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中村獅童さんが初舞台を踏んだのは1981年、8歳の時でした。

学生時代は、中学時代に始めたバンド活動に傾倒する一方で、歌舞伎俳優としては下積み時代が続いていました。

そんな中村獅童さんの転機となったのは、2002年、30歳の時に出演した卓球マンガ「ピンポン」の映画版でした。

中村獅童さんは自らオーディションを受け準主役の「ドラゴン」の役を射止め、頭を丸めた強烈なキャラクターとして注目を集め、一躍、お茶の間の人気者となり、「日本アカデミー賞」をはじめ新人賞5冠を受賞する大挙を成し遂げました。

以降、歌舞伎役者としてはもちろんのこと、ドラマや映画などマルチに活躍を続け、プライベートでは、2005年に映画「いま、会いにゆきます」で共演した竹内結子さんと結婚をし、同年に長男が誕生しました。

そんな中、中村獅童さんに立て続けに不幸が起こります。

2006年には酒気帯び運転と信号無視で警視庁に検挙され、2008年には竹内結子さんとの離婚が成立し、同年2008年10月には、父親の初代・中村獅童さん(本名・小川三喜雄さん)が胃がんのため亡くなり(享年79歳)、2012年には中村獅童さんが「兄さん」と慕っていた父方の従兄の中村勘三郎さんが亡くなり(享年57歳)、その翌年の2013年には、母親の小川陽子さんが心不全のため亡くなっています(享年73歳)。

相次ぐ不幸を乗り越え、2015年1月、中村獅童さんは、5年間交際していた一般女性(元読者モデルの沙織さん)と結婚するに至り、家庭人としても新しい人生を歩み始めたばかりでした。

そんな中、中村獅童さんを襲った肺腺がんとは果たして、どのような癌なのでしょうか?ステージや症状はどういったものなのでしょうか。

中村獅童を襲った肺腺癌とは?現在のステージや症状・余命は?

中村獅童さんが手術を受けた肺腺がんとはどのようなものなのでしょうか。

肺がんには「腺がん」「大細胞がん」「扁平上皮がん」「小細胞がん」と4つの種類があるそうで、中村獅童さんの肺腺がんは、末しょう型で、肺の奥や気管支の先のほうにでき、症状は無いものなのだそうです。肺の空気と血液を交換している肺胞を覆っている細胞からできるのだそうです。

一般的に肺がんというと、中村獅童さんと同じく肺腺がんが全体の半分を占めるそうで(女性にできる肺がんのほとんどが肺腺がんとのこと。女優の野際陽子さんの死因も肺腺がんでした。)、肺腺がんは、手術で取ってしまえば完治も望める癌の1つとのことです。

その中でも中村獅童さんの肺腺がんは初期の段階で、定期的に受けている人間ドックのCTなどで、数ミリ単位の小さなで病変が見つかったものと思われます。

中村獅童さんの肺腺がんのステージは病変の大きさが3センチ未満のステージIAと推測され、1センチ以下の場合はほぼ100パーセント生存できるとされており、余命宣告などの心配はないものと思われます。

早期発見とは言え、転移を防ぐため、医者からは早期の手術を提案されます。

そこで中村獅童さんに2つの問題が持ち上がりました。

手術によって肺の20%が切除されるため、その後のリハビリ次第ではあるものの、元の発声に戻らない場合もあると宣告されました。

7月には「7月大歌舞伎」を控えており、この公演は盟友の市川海老蔵さんとの共演だけでなく、海老蔵さんの息子の勸玄くんの初舞台となる記念すべきものでした。

そんな中、迎えた舞台が、2017年4月30日のニコニコ超会議「超歌舞伎」でした。

「これが最後になるかもしれないな」っていう気持ちはありました。

中村獅童さんがこの舞台で涙をした裏にはそんな思いがあったといいます。

子どもも生まれてくる中、命には代えられないと中村獅童さんは、半年先までの舞台を全て降板し手術に臨みました。

肺腺癌の原因はタバコや喫煙とは関係が無い

厚生労働省の「人口動態統計」によると、2015年度の肺がんでの死亡死者は、男性5万3,208人、女性2万1,170人の合計7万4,378人で、特徴としては、明確な自覚症状が無いことで、進行が進むと、息切れ、胸痛、上半身のむくみ、声のかすれ、頭痛などの症状が出るようになり、能や肺、副腎、肝臓、骨などへ転移するようになるのだそうです。そして、最大のリスク要因は喫煙とされていますが、肺腺がんについては、喫煙とは関係が無いとされており、明確な原因は特定されていないのだそうです。

原因としては、遺伝も含め、様々な環境的要因が考えられますが、中村獅童さんのように44歳の若さで肺腺がんとなるのは、数としては少ないケースになるとのこと。

中村獅童 肺腺がんの手術から復帰と嫁の妊娠を報告

中村獅童さんは外科手術にて、がん組織の周りの正常組織を含めて切除して完治を目指すものと思われます。手術の時間は2~3時間ほどで、術後について、中村獅童さんはまだ若いので、肺の一部を切除したとしても、それほど影響はないのではないかとのことで、2ヶ月ほどで回復が見込めるとのことです。

中村獅童さんは、5月末に手術を受け、6月と7月の仕事を休演し治療に専念していました。

7月28日、中村獅童さんは2017年11月の「松竹大歌舞伎」で舞台復帰することが発表され、同時に嫁の沙織さん(34歳)が妊娠5か月であることを公表しました。

妊娠が分かったのは中村獅童さんの癌が発覚する3日前だったそうで、喜びのすぐ後にまさかの癌告知となり戸惑ったことを告白しています。

そんな中、嫁の沙織さんが明るくいてくれたことや、生まれてくる新しい命から勇気をもらったとのことで、会見は、舞台復帰と二世誕生のWオメデタの報告となりました。

こちらが中村獅童さんの嫁の沙織さんと飼い猫のちーちゃんです。

我が家の女子達 #愛猫#愛妻#ねこ#ちーちゃん

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中村獅童さんの嫁の沙織さんは、旧姓・足立沙織(現在・小川沙織)さんで、
生年月日は1984年1月4日生まれの現在、34歳で、中村獅童さんより11歳年下になります。
最終学歴は早稲田大学卒業の才女で、大学在学中は「Vivi」や「Tiara Firl」で読者モデルとして活躍をしていました。

こちらは若い頃の沙織さんと、結婚式のお2人になります。

中村獅童さんとの出会いは、2010年、沙織さんが勤める「クロムハーツ東京」の店舗でした。
中村獅童さんは大のクロムハーツ好きで、訪れた店舗で沙織さんと出会い、交際に発展していきました。

2011年には中村獅童さんと沙織さんがショップで指輪を選んでいるところがフライデーされたり、中村獅童さんの自宅に出入りする女性の報道があり、2人の交際は順調に進んでおり結婚秒読みと噂されていました。

そんな中、2012年には中村獅童さんが「兄さん」と慕っていた中村勘三郎さんが死去し(享年57歳)、2013年には、母親の小川陽子さんが心不全のため亡くなってしまいます(享年73歳)。

結婚秒読みと言われていた2人でしたが、喪に服すため結婚は延期となり、喪が明けた2015年1月、中村獅童さんと沙織さんは入籍し、3月13日に東京の日枝神社で挙式が行われました。

中村獅童さんはかつては夜遊び好きで不摂生な生活を送っていたものの、現在の嫁の沙織さんとの交際をきっかけに健康に気をつかうようになり、肺腺がんについても、嫁の勧めた精密検査で発見することができました。

中村獅童の肺腺癌公表に市川海老蔵がブログでエールを送る

中村獅童さんの肺腺がん公表にあたり、仲の良い市川海老蔵さんが自身のブログを更新、「友達の病」とのタイトルで、中村獅童さんにエールを送りました。

友達の病
(2017-05-18 13:55:57)

かなしかった、
最初に聞いたとき、
自分の事のように、

七月の歌舞伎座では
共演なりませんが、

必ず元気になって
共に舞台に立つと
友と強く約束しました。

そして、7月29日の市川海老蔵さんのブログには、「よかったよかった」とのタイトルで、中村獅童さんの舞台復帰と二世誕生のW喜びの記事が載ったスポーツ新聞の画像と、「嬉しいね!」とのコメント付きで投稿されていました。

「必ず元気になって共に舞台に立つと友と強く約束しました。」

この誓いは、2018年1月3日に初日を迎えた東京・新橋演舞場での「初春歌舞伎公演」で実現することとなりました。

中村獅童 母親の命日の翌日に男児誕生を報告、そして現在へ

そして、12月18日、中村獅童さんは、嫁の沙織さんが元気な男児を出産したことを自身のインスタグラムに子どもとのツーショット画像とともに報告しました。

中村獅童さんの母親の小川陽子さんが亡くなったのが2013年12月17日とのことで、母親の命日の翌日の出産となりました。

中村獅童さんは息子の名前を父親(三喜雄)と母親(陽子)から一文字つづもらい「陽喜(はるき)」と名付けたことを発表しました。

「すくすくとのびのびとおおらかに明るい性格に育ってくれれば。母の名前が陽子で親父が三喜雄だから、父と母から一文字つづもらいました」と語りました。

2018年1月3日に初日を迎えた東京・新橋演舞場での「初春歌舞伎公演」では、中村獅童さんは歌舞伎役者人生初となる宙乗りを成功させました。

こちらは7ヶ月目を迎えた息子の陽喜(はるき)君との家族スリーショットです。

昨日七ヶ月目を迎えました。 #沙織 #陽喜 #獅童

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肺腺がんを乗り越え、長男の陽喜(はるき)くんが誕生し、明るく支えてくれる嫁の沙織さんもおり、2018年1月には親友である市川海老蔵さんとの共演が実現した中村獅童さんの今後の活躍が益々楽しみでなりません。

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