2016年は、6月29日現在、まだ台風が1つも発生しない年となっています。
去年2015年は1月から毎月台風が発生していましたが、2015年12月23日に熱帯低気圧が消滅して以来、2016年に入ってから6月29日まで、およそ6か月の間、台風1号はまだ発生していません。
2016年は、台風1号発生が最も遅い年ランキングの3位以内が確定しました。
ここでは、台風の発生が遅い年を振り返り、遅い年がどんな夏になるのかの影響や、台風1号の発生はいつになるのかの予想を見ていきたいと思います。
2016年は台風1号が最も遅いランキング3位以内が確定
台風1号の発生が遅い年ランキング
1位 | 1998年7月9日 |
2位 | 1973年7月2日 |
3位 | 1983年6月25日 |
こちらがこれまでの台風1号の発生が遅い年のランキングになります。
3位は、1983年6月25日ですので、今年2016年はすでに3位以内が確定となりました。
6月25日頃に台風の子どもである熱帯低気圧が発生しましたが、6月28日の朝になって、熱帯低気圧の渦巻きが急に弱まったため、台風とはならず、今年2016年の台風1号の発生は、7月に持ち越しとなりました。
上の画像は、2016年6月28日午前4時のもので、赤丸で囲んであるのが熱帯低気圧です。
下の画像は、2016年6月29日午前3時30分のもので、同じ箇所を赤丸で囲みました。
6月29日の朝には熱帯低気圧は渦巻きどころか、すっかりなくなってしまいました。
台風1号の発生が遅い年の夏への影響は?
2016年の夏はどうなっていくのでしょうか。
今年の様に台風1号の発生が遅い年である1998年を見てみると、
台風の上陸数(1年間)
平年 | 2.7個 |
1998年 | 4個 |
台風の上陸数(1年間)を見ていくと、平年であれば、2個~3個(平均2.7個)上陸するのですが、これまで台風1号の発生が一番遅かった1998年は、発生が遅いにも関わらず、4個の台風が上陸していました。
1998年の年間で発生した台風の数は16個でしたが、4個の台風が上陸した年となりました。
1998年は、7月、8月と台風が発生しては接近し、9月には、台風8号と7号が2日連続して上陸し、600人以上がケガをする大きな被害が出た年となりました。
今年2016年も台風1号の発生が遅くなっているので、このままいくと発生数は少ないものの、上陸回数はこれまでの傾向を見ると多くなる傾向があり、必ず夏か秋にかけては1個以上の台風が上陸する可能性が高いので、7月以降は台風の状況にも注意が必要となりそうです。
コメント
1973年と1983年の情報も載せて欲しい。
1973年と1983年の総発生数と上陸数のデータもあわせて載せて欲しい。
出来れば月別の発生数及び上陸数も。