琴勇輝が新関脇となりましたね!
新関脇に昇進し、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)とともに喜ぶ琴勇輝。
琴勇輝は「うれしいの一言。三役は雲の上のレベルだったので。(番付表の)字を見ると本当だなという実感がちょっとします。前に出る自分らしい相撲を続けたいですね」。 pic.twitter.com/48RAvJqe02— 朝日新聞 大相撲担当 (@asahi_osumo) 2016年4月25日
気合を入れる「ホウ!」で人気の琴勇輝ですが、関脇に昇進となった原動力を二つご紹介したいと思います。
その一つは医大に通っていた弟の彦起(げんき)さん。
二つめは銭湯です。
詳しく見ていきましょう。
琴勇輝のプロフィール
まずは簡単な琴勇輝関のプロフィールを見ていきたいと思います。
名前: 琴勇輝 一巖(ことゆうき かずよし)
本名: 榎本 勇起(えのもと ゆうき)
生年月日: 1991年4月2日(25歳)
身長: 167cm
体重: 167kg
出生地: 香川県丸亀市
出身地: 香川県小豆郡小豆島町
2016年から小豆島夢応援大使
所属部屋: 佐渡ヶ嶽部屋
得意技: 突き・押し
趣味: 昼寝・銭湯巡り
初土俵: 2008年3月
通算成績: 300勝226敗27休(49場所)
香川県出身の力士が三役となるのは56年ぶり、小豆島からは初の三役誕生となりました。
琴勇輝・新関脇の原動力:医大→リハビリ専門校の弟
琴勇輝関を語るに必要なのが、2013年の九州場所です。
6日めの徳勝龍戦で、左ひざの膝蓋腱(しつがいけん)を断裂してしまいます。
2ヶ月の入院生活となり、再起不能と言われた琴勇輝関ですが、ケガを克服しての今があります。
このヒザのケガをした時にリハビリに付き添ってくれたのが弟の彦起(げんき)さん(21歳)だったのだそうです。
弟の彦起(げんき)さんは、通っていた埼玉の医大を休学してリハビリに付き添っていたのですが、、兄、琴勇輝関から「働くなら俺のためになることをやってくれないか」と言われ、医大を中退して、リハビリ系の専門学校に入り直したのだそうです。
琴勇輝関がケガを克服しての今の活躍があるのは、この時の、弟さんのサポートがあってこそだったのですね。
自分のために医者の道を諦めた弟のために、琴勇輝関もやってくれます。
先場所の3月場所で琴勇輝関は殊勲賞を取り200万円を獲得しました。
それを「必要だったら持ってってくれれば」と弟へ渡したのでした。
【 #相撲 】 初殊勲賞の琴勇輝、賞金200万円は弟の学費に https://t.co/8HR0g8JWmW #sumo #スポーツ新聞 pic.twitter.com/oPCLiNwfjU
— スポーツ報知 (@SportsHochi) 2016年3月27日
初の殊勲賞を獲得した琴勇輝関と弟の彦起さん。いい笑顔ですね!
これまでも琴勇輝関は、弟、彦起さんの学費の面倒を見てきていましたが、ともに支え合う理想の兄弟ですね。
琴勇輝・新関脇の原動力:銭湯
琴勇輝関は無類の銭湯好きで、365日暇さえあれば、銭湯に行くんだそうです。
「財布の中身はほとんど回数券」だそうで、いきつけの銭湯は、松戸の部屋から車で10分のところにある「平和湯ランド」だそうです。
炭酸泉が好みだそうで、温かい炭酸泉に入り、次に水風呂、そしてまた温かい炭酸泉に入り、というのを繰り返しつつ、2リットルほどの水分補給も欠かさないのだとか。
元々銭湯好きの琴勇輝関ですが、医者からはケガをしたヒザのためにも続けるようにと言われているのだそうです。
そして、驚くべきは銭湯の滞在時間!なんと平均2時間だそうです。長いですよね~。最高は4時間だそうです。私もお風呂や銭湯は好きですけど、せいぜい、粘って1時間ってところですね。男性ならばもっと短いんじゃないでしょうか。
そうそう、この間のTVでは、琴勇輝関のいきつけの銭湯の店主に、琴勇輝関はお風呂でも「ホウ!」と言うのか?って聞いてましたw
答えはもちろんNO。さすがにお風呂では「ホウ!」とは言わないそうです。
お風呂では湯につかりながら柔軟はしているそうですよ。
そして、この「ホウ!」を巡って、去年の2月の力士会では、横綱・白鵬から「犬じゃないんだからほえるな」と言われたそうですね。
白鵬としては、琴勇輝関が「ホウ!」と言うのが仕切りの後の仕切り線で、目の前に対戦相手がいて、これから相撲を取るというタイミングで発するので、相手に失礼なのではないか?と苦言を呈したようですね。
それに対して、琴勇輝関は、「信念を捨てるぐらいならマゲを落としてもいい」と「ホウ!」を続行したのでした。自らのルーティーンはそんな簡単には変えれないんでしょうね。
そして、先場所の二日目には苦言を呈した白鵬と初対決しました。
琴勇輝関はもちろん「ホウ!」とほえましたが、対戦は残念ながら横綱・白鵬が押し出しで勝利となりました。
相撲では負けたものの、横綱の圧力に屈せず自分のスタイルを貫いた琴勇輝関へは賞賛の声があがっていました。
まとめ
このところ佐渡ヶ嶽部屋が熱いですね!
琴奨菊関に続いて、琴勇輝関の名前もしっかり覚えさせてもらいました。
気合の「ホウ!」というキャッチがあり、どんな人かと調べてみると、弟と仲が良く家族を大切にしている優しい面があるかと思えば、横綱にも屈しない自分の信念を貫きとおす固い意志も見られます。
日本人力士もまだまだ捨てたもんじゃないですねー!
これからの相撲界をぜひぜひ、どんどん盛り上げてもらいたいものです。
これからの琴勇輝関の活躍に期待大です。
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