川井梨紗子 歓喜の監督投げ!父母妹とも津幡のレスリング家族が悲願の五輪金メダル!【画像・動画有】

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川井梨紗子(かわいりさこ)選手が2016年のリオ・オリンピックで女子レスリング4つめの金メダルに輝きました。

決勝が始まる前の観客席には、川井梨紗子選手の父親、母親、そして2人の妹が祈るように見守っていたのがテレビに映っていました。

川井梨紗子選手の家族は、父母ともに元レスリング選手で、かわいいと話題の妹もレスリングをする津幡出身のレスリング一家です。

金メダルに輝いた川井梨紗子選手の強さの秘密や家族などのプライベートについて調べてみました。

川井梨紗子 リオ五輪でレスリング女子4つめの金メダル

日本時間2016年8月19日の午前6時半に行われたフリースタイル女子63キロ級決勝で、川井梨紗子選手が欧州チャンピオンのマリヤ・ママシュク選手(ベラルーシ)と対戦し、6-0の判定勝ちで、見事、初五輪で金メダルを獲得しました。

勝利が決まって駆け寄ってきた栄和人強化本部長と感動のハグをするのかと見せかけての飛行機投げ2連発!!そして肩車。

川井梨紗子選手の、そして栄和人強化本部長の関係の深さと喜びがストレートに伝わってきますね!

川井梨紗子選手は決勝前に、金を取ったら「投げさせてください」と栄強化本部長にお願いをしていたそうで、投げる川井梨紗子選手、受ける栄強化本部長ともにキレッキレの歓喜の投げを見せてくれました。

監督を投げ飛ばしてからの肩車は、吉田沙保里選手で恒例となった儀式のようなもの。

この試合の前に吉田沙保里選手がまさかの敗北で銀メダルとなった後だけに、沈み気味だった雰囲気を一気に明るくしてくれました。

リスペクトする吉田沙保里選手の代わりに川井梨紗子選手がやってくれました!

そして、川井梨紗子選手は観客席の母親と涙の抱擁を交わしました。

川井梨紗子選手の家族は父母ともにかつて有名なレスリング選手で、すぐ下の妹の川井友香子さんは全日本選手権の63キロ級で決勝を戦った相手でした。

川井梨紗子の家族は父母妹ともに津幡の有名レスリング一家

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川井梨紗子選手は1994年11月21日石川県津幡町出身の現在、23歳です。

父親の川井孝人さん(48歳)は、元グレコローマンレスリング選手で、日本体育大学在籍中、学生選手権4連覇を成し遂げた強豪でした。

母親の川井初江さん(46歳)は旧姓、小滝初枝さんで、1989年の世界選手権53キロ級で7位の実力者でした。

父母ともにレスリング選手の間に生まれた川井梨紗子選手がレスリングを始めたのは自然のことだったそうです。

2004年、川井梨紗子選手が小学生の9歳の時、アテネオリンピックが開催され、正式種目となったレスリングでは、吉田沙保里選手と伊調馨選手が金メダルを獲得します。川井梨紗子選手はその姿に憧れを抱きます。

母親の初江さんの指導のもと、津幡中学校3年の時には全国中学生選手権52キロ級で優勝を飾ります。

中学校卒業後は、吉田沙保里選手と伊調馨選手の後を追い、栄和人監督の指導する愛知の至学館高校・至学館大学と進みました。

川井梨紗子選手の元々の階級は58キロ級なのですが、今回、58キロ級には4連覇を成し遂げた伊調馨選手がいました。

伊調馨選手に勝ちたいとの気持ちはあったものの、その気持ちを抑えて、オリンピックでは63キロ級に転向して臨みました。

身長160cmの川井梨紗子選手は63キロ級では小柄になりますが、スピードと組手の上手さを武器にオリンピック出場権を獲得しました。

川井梨紗子選手がオリンピックに拘るのには理由があって、母親の初江さんが活躍していた1989年にはレスリングはオリンピックの種目になっていませんでした。

母親が出たくても出られなかったオリンピックに自分が出るチャンスがあるならばと、階級を変えて、増量して、この63キロ級に合わせたのでした。

決勝の場には川井梨紗子選手の家族の姿があり、すぐ下の妹、友香子さんが一心に祈る姿がありました。

妹の川井友香子さんも梨紗子選手と同じく至学館高校・至学館大学と進んでいて、60キロ級のレスリング選手として活躍しています。先の全日本選手権では階級を転向した川井梨紗子選手と友香子選手の姉妹対決が決勝で繰り広げられることになりました。

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妹の川井友香子選手はテレビで映る度に「かわいい」と噂になっていますが、普段の様子も確かにかわいいですね。

川井梨紗子選手のツイッターでは、川井選手のプライベートの様子も見ることができます。

川井梨紗子選手は大の倖田來未ファンで、テンションを上げるときは、もちろん倖田來未を聴いているのだそうです。

倖田來未のライブに妹の友香子さんと訪れた時の様子が川井梨紗子選手のツイッターに投稿されています。

川井梨紗子選手は、63キロ級に転向するにあたって、伊調馨選手から逃げると思われるのが嫌とかなり悩んだり、転向すると決めた後も増量がとても苦しかったのだそうです。

そんな中で掴んだ金メダル。

母の初江さんは熱血お母さんで、川井梨紗子選手にはとても厳しかったんだそうです。

進学した至学館高校は愛知にあるため、川井梨紗子選手は、高校進学で地元の石川県津幡町を離れることになりましたが、その時、初めて親の有難さを実感したと言います。

「自分のことを一番に考えてくれているのは母親なんだ」と気づいたそうです。

母の初江さん、父の孝人さん、共に戦った妹の友香子さんと喜びを分かち合う姿に私も思わずもらい泣きをしてしまいました。

川井梨紗子選手はインタビューで、「最初で最後の63キロ級」と言っていました。

2020年の東京オリンピックでは、自分の本当の居場所である58キロ級に戻り、63キロ級は妹の川井友香子さんに金メダルを取ってもらいたい、という気持ちがあるのでしょうね。

気が早いと言われそうですが、2020年の東京オリンピックでは、川井梨紗子選手、川井友香子選手での姉妹での2階級制覇が期待されます。今後もますます楽しみな川井一家です!

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