大橋巨泉が死去前に伝えたい「最後の遺言」とは?余命僅かの現在の病状と心境を週刊現代連載最終回に綴った

大橋巨泉さん(82歳)が4月から都内の病院に入院し、5月下旬からは集中治療室に入っていることが報じられました。

大橋巨泉さんはがんの闘病中で、入院している病院は東京・築地の国立がん研究センター中央病院です。

4月の入院とともに大橋巨泉さんは「週刊現代」に連載していたコラム『今週の遺言』を休載していましたが、集中治療室のベッドの上で、嫁の寿々子さんと弟の哲也さんの助けを借りて、本日6月27日発売号のコラムで最終回を発表しました。

余命わずかの大橋巨泉さんが死去前に日本国民に伝えたかった「最後の遺言」とは何なのか、週刊現代の『今週の遺言』につづられた現在の病状や心境の詳細を見ていきたいと思います。

週刊現代「今週の遺言」でつづられた大橋巨泉の現在の病状や心境とは

大橋巨泉さんは1934年3月22日東京生まれの現在、82歳です。

1960年代から80年代にかけてテレビ司会者として人気を博し、1990年の56歳で芸能界をセミリタイアしてからは、気候の良い海外で悠々自適な暮らしを送っていました。

週刊現代での連載コラムが始まったのは、そんなセミリタイア生活が始まった1994年でした。

「内遊外歓」と称された連載コラムでは、1年の大半を海外で暮らす大橋巨泉さんの視点で見た日本への辛口トークが話題となり、愛読していた当時民主党幹事長の菅直人さんに依頼されて2001年に政界進出したこともありました。(党との意見の食い違いからその後6か月で辞職をしています。)

2006年5月には「内遊外歓」が突然終了の事態になりましたが、これは大橋巨泉さんの発言を良しとしなかった新編集長に変わったことが理由でした。

2008年になって「今週の遺言」として週刊現代での連載コラムが復活してからは、大橋巨泉さんは「失うものが無いから歯に衣着せず、国でなく日本国民のため書いてゆく」として、今回で、その回数は344回、「内遊外歓」を合わせると930回となりました。

最終回の「今週の遺言」には、今年の4月9日号を最後に連載を休載して以降から現在に至る大橋巨泉さんの病状と心境が綴られていました。

4月9日号の締切は今年の3月17日でしたが、その後、3月20日頃から、大橋巨泉さんは体力の落ち込みが激しくて、原稿を書くこともままならなくなってしまたのだそうです。

3月27日に、主治医のいる国立がん研究中央病院に緊急入院をして検査となりましたが、新たながんは見つからなかったため、自宅での在宅介護となり、巨泉さんは、2~3週間で連載が再開できるものと考えていたところ、在宅介護が思わぬ事態を引き起こしてしまいます。

その原因は、痛み止めとして使っていたモルヒネ系の薬でした。

病院では、82歳と高齢で、これまでのがん手術や治療で体力の落ちている大橋巨泉さんに合わせた量の薬が使われていましたが、在宅介護では、大量に届けられた薬を使っていたため、大橋巨泉さんは5日間で意識が薄れ歩行もままならない状態になってしまい、4月11日に救命処置を受けるために再び緊急入院となってしまったのでした。

その後、3週間が経った4月末頃に大橋巨泉さんはやっと認識ができるまでになりましたが、車椅子で外の空気を吸おうと出れば高熱を出してしまうなどで、体力は戻るどころかより衰え、気力もなくなってしまったと言います。

そんな中、最後の力を振り絞って、書き上げたのが6月27日号の最後の「今週の遺言」でした。

6月27日号の締切日を、前回の4月9日号のケースに当てはめて考えると、6月5日ごろとなるかと思います。

大橋巨泉さんは、認識が戻った5月初め、1ヶ月をかけて、嫁の寿々子さんと弟の哲也さんの助けを借りて、最後の「今週の遺言」を書き上げたのでした。

そんな大橋巨泉さんが、「最後の遺言として一つだけは書いておきたい」と最後に語っています。

余命僅かの大橋巨泉が死去前に伝えたい「最後の遺言」とは

「失うものが無いから歯に衣着せず、国でなく日本国民のために書いてゆく」として復活スタートとなった「今週の遺言」の最終回で大橋巨泉さんが、最後の遺言として伝えたかったことは、安倍晋三首相への意見でした。

書きたい事や言いたい事は山ほどあるのだが、許して下さい。しかしこのままでは死んでも死にきれないので、最後の遺言として一つだけは書いておきたい。
(引用:週刊現代 7月9日号)

安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい。7月の参院選挙、野党に投票して下さい。最後のお願いです。
(引用:週刊現代 7月9日号)

どう恐ろしいのか、如何にナメているのか、大橋巨泉さんにもっと詳しい解説をお願いしたいところです。これを最後とせずに、ぜひ、もっともっと我々に疑問や意見を投げかけてもらいたいです。

そして大橋巨泉さんは、現在の病状について赤裸々にすべてを連載コラムにて教えてくれました。

大橋巨泉さんは、これまでも、胃がん、中咽頭がん、リンパ腫、肺がんと4つのがんの手術をうけ壮絶な闘病生活の様子を、連載コラムにて伝えてきてくれました。

現在、3人に1人はがんになると言われているのだから、隠しても仕方がないし、がん闘病の様子を伝えてくれることで我々が学べることを考えてくれていました。

今回のコラムでは、在宅介護だからこそ引き起こされてしまった、痛み止め剤の量のコントロールができなかったことによる現在の大橋巨泉さんの現状を赤裸々に伝えてくれました。

私自身も今後、もし身内や両親が同じような事態になったとしたら、この時のことをちゃんと覚えているようにしたいと思います。

大橋巨泉さんには、どうぞ、その破天荒でハチャメチャで、辛口トークの姿をもう一度、皆の前に見せるべくなんとか回復してくれることを心よりお祈り申し上げます。

大橋巨泉の現在はステージ4の末期がんで治療を諦め終活の日々を送っていた【画像有】
大橋巨泉さん(82歳)が現在、病院の集中治療室に入っていることが報じられました。 全盛期は80kgあった体重は43kg以下にまでなってしまい、ステージ4の末期がんで、これ以上、手術は出来ないとして、余命はあとわずかと見られています。 ...

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