大坂なおみの国籍選択や本名は?母親が日本人のハーフはどうなるか国籍法を調べてみた!

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大坂なおみさんが全米オープン決勝で女子テニス界のレジェンドのセリーナ選手に勝利し、日本人史上初となるグランドスラム制覇を成し遂げました。

前日に決勝進出を決めた後、ネットでは大坂なおみさんは日本語も話せないので、日本人じゃない、との声も上がっていましたが、優勝後、大会公式ツイッターは「The Pride of Japan!(日本の誇り!)」と称え、日本では号外が配られる祝福の嵐となっています。

現在、日本人としてプレーしている大坂なおみさんの国籍は、母親が日本人のハーフで、父親のアメリカ国籍も持つ二重国籍となっています。

でも、日本の国籍法は1つの国籍しか認めない単一国籍が原則です。

大坂なおみさんは、いつまでに国籍選択をしなければいけないのでしょうか。

また、父親がアメリカ人のハーフの大坂なおみさんの苗字はなんで大坂なのでしょうか?本名は別にあるのでしょうか?

ここでは、大坂なおみさんのご両親の国籍や名前、日本の国籍法について調べたことをご紹介しています。




大坂なおみは日本人じゃない?母親が日本人のハーフ

大坂なおみさんの生年月日は1997年10月16日なので、まだ20歳なんですね。

大坂なおみさんの父親はハイチ生まれのアメリカ人で名前はレオナルド・マキシム・フランソワ(Leonard Maxime Francois)さん、母親は根室市出身の日本人の大坂環(たまき)さんです。

大坂なおみさんには1歳年上の姉の大坂まりさん(1996年4月3日生まれ)がいて、家族は4人になります。

大坂なおみさんの武器と言えば、得意のサーブで、180㎝の高身長から繰り出されるサーブのスピードは、2016年の全米オープンで公式に時速201.1㎞と200km超えを記録しています。

父親のレオナルドさんが身長190㎝、体重100㎏の大柄な体格で、若い頃、バスケやアメフトの選手だったとのことで、なおみさんの恵まれた体格は父親譲りのようですね。

母親の環さんも実家が北海道根室市で、若い頃はスピードスケートの選手だそうで、両親ともにアスリートで、スポーツに理解のある両親の下で育ちました。

アメリカと日本のハーフの大坂なおみの本名は何?

そんな、大坂なおみさんが生まれたのは、苗字と同じ日本の大阪(大阪市中央区)でした。

父親のレオナルドさんと母親の環さんが出会ったのは札幌だったのですが、根室の実家に住む環さんのご両親に関係を認めてもらえず、大阪に移り住んだ地でなおみさんは生まれました。

レオナルドさんと環さんは、娘のまりさんとなおみさんには、母親の苗字である「大坂」を名乗らせることを決めました。

日本で生活していくには、日本人の苗字のほうが、学校の手続きの時や、アパートを借りる時など、何かと都合が良いことを考えてのことでした。

なので、大坂なおみさんの本名は、「大坂なおみ」です。

アメリカや父親の出生地であるハイチの媒体でも、大坂なおみさんのことは「Naomi Osaka」と呼んでいます。

Osaka出身のOsakaさん、ということで、大坂なおみさんは海外メディアからも名前について聞かれることが多いそうなのですが、「大阪に生まれると、苗字はみんな「おおさか」になるのよ」と、インタビューにジョークで答えていたことがありました。




大坂なおみのアメリカと日本の国籍選択の期限はいつまで?

1997年10月16日、日本人の母親と、アメリカ人の父親との間に、日本で出生した大坂なおみさんの国籍はどうなっているのでしょうか。

大坂なおみさんは、日本の国籍法で国の選択をしなければならない重国籍となる人に当てはまります。

(1) 日本国民である母と父系血統主義(注1)を採る国の国籍を有する父との間に生まれた子(例:生まれたときに,母が日本国籍,父がイラン国籍の子)
(注1)父系血統主義とは,その国の国籍を有する父の子として生まれた子に,その国の国籍を与える主義です。
法務省:国籍の選択について 国籍法14条1項

20歳現在、日本とアメリカの二重国籍ですね。

そして、国籍の選択については、

日本の国籍と外国の国籍を有する人(重国籍者)は,一定の期限までにいずれかの国籍を選択する必要があります(国籍法第14条第1項)。
期限までに選択をしない場合には,日本の国籍を失うことがありますので,注意してください。
法務省:国籍の選択について 国籍法14条1項

と国籍を選択する必要が定められています。

それでは、大坂なおみさんは、いつまでに国籍の選択をしなければいけないのでしょうか。

1997年(平成9年)10月16日生まれの大坂なおみさんは、国籍法の国籍の選択すべき期限について、こちらに当てはまります。

(1)昭和60年1月1日以後に重国籍となった日本国民
ア 20歳に達する以前に重国籍となった場合→22歳に達するまで
イ 20歳に達した後に重国籍となった場合→重国籍となった時から2年以内
※ なお,昭和60年1月1日以後に重国籍となった方が,上記期限までに国籍の選択をしなかったときには,法務大臣から国籍選択の催告を受け,場合によっては日本の国籍を失うことがあります。
法務省:国籍の選択について 国籍法14条1項

大坂なおみさんは、昭和60年1月1以後に重国籍となった日本国民で、アの20歳に達する以前の出生時に重国籍となっているので、国籍選択の期限は、22歳に達するまでになります。

大坂なおみさんは今年の10月16日で21歳の誕生日を迎えますので、22歳に達する期限は、来年の2019年10月16日となります。

大坂なおみさんは、これまでは日本とアメリカの二重国籍のままでしたが、どちらかの国籍選択を迫られる期限が迫ってきています。

現在、大坂なおみさんは二重国籍をキープしながら、国別の代表に選ばれる選手登録を日本で行っていることから日本代表となっています。

2013年10月にプロに転向した大坂なおみさんは、

2014年7月下旬、世界ランキング406位で挑んだ試合で、世界ランキング19位で2011年の全米オープン優勝者のストーサーに逆転勝ちして、一躍注目を集めました。

ストーサー戦の勝利後、世界ランキングが406位から272位に上がった大坂なおみさんに目を付けた日本オリンピック委員会は、なおみさんが日本テニス協会に登録していないものの、強化指定選手に認定して知らせたのだそうです。

その後も急成長を続ける大坂なおみさんに対して、2016年にはどちらの国の代表となるのか、日米争奪戦が繰り広げられたとのこと。

アメリカはトップ10の代表監督が直々に交渉するなどしたものの、大坂なおみさんのコーチである父親は日本テニス協会への登録を決めたのだそう。

2017年2月のフェド杯で、大坂なおみさんは日本代表デビューを飾り、それ以降、日本人としてプレーを続けています。

日本を選択したのは、無名の2013年頃からサポートしてくれた日本に恩義を感じた、とも、ランキングを上げたもののトップ100位以内に11人の選手がいるアメリカよりも、選手層が薄く代表に選ばれることが確実だった日本を選んだ、とも言われています。

また、日本人であれば、アメリカより高い金額を払う日本の企業がスポンサーとなってくれることが錦織圭選手の例でわかっているので、スポンサー契約狙い、という言う声もあります。

現に、大坂なおみさんは日本代表となった2016年11月に錦織圭選手の所属契約先でもある日清食品グループと所属契約を結んでいます。

現在、大坂なおみさんは、日清食品グループの他、アディダス(ウエアとシューズ)、ヨネックス(ラケットなど用具契約)、WOWOW、最近では時計のシチズンとスポンサー契約をしたばかりです。

今回、全米オープンの優勝で、女子テニス世界ランキングトップ10入りを果たす大坂なおみさんは、今後、国籍選択でも日本を選ぶのでしょうか。

現在はアメリカ代表に選ばれる成績を収めていますが、これまでの日本への恩義やスポンサー契約を考えると、日本を選ぶ可能性が高いです。

今後も日本人として活躍して、日本に夢と勇気を与えてくれることを望みたいですが、

ちょっと心配なのは、今回のなおみさんの快挙に対して、

ネットでは、

日本語すら話せないし、外見も日本人と思えない、

日本選手がんばれ、って感じじゃない、

などの意見があったことです。

井戸端会議で、大阪なおみさんが日本人であるこを認められるか許されるか、

なんて話しで盛り上がっているおばさんたちもいたという・・・

今や日本のあかちゃんの30人に1人は外国人の親を持つハーフと言われています。

大坂なおみさんは、

テニスの教育環境を求めて3歳で日本を後にしていて日本語についてはおぼつかない部分もありますが、

大阪出身フロリダ育ちの日本人であることは確かなことです。

インタビューの時に見せるちょこんとした会釈や謙虚さの性格は日本人そのものと感じます。

見かけが日本人に見えない、の日本人って何なんでしょうね。日本が多様化を受け入れる時代はいつくるのでしょうか。

大坂なおみさんに選ばれる「日本」になって欲しいものです。







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