娼年(しょうねん)のネタバレあらすじをキャスト付で詳しく!娼夫との違いや意味は何?

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石田衣良さんの恋愛小説「娼年(しょうねん)」が、松坂桃李さん主演で映画化され、動画配信もスタートして話題となっています。

「娼年」という言葉の意味や読み方、

娼年と娼夫は何が違うのかの考察、そして、

映画「娼年」のネタバレあらすじをキャストを含めてご紹介しています。




「娼年」の意味や「娼夫」「男娼」は何が違う?

「娼年」の読み方は「しょうねん」ですが、

「娼年(しょうねん)」という言葉は辞書には出てきません。

 

映画「娼年」のあらすじでは、

主人公の森中領(松坂桃李)が「娼夫」となる、

とありますが、

「娼夫(しょうふ)」という言葉も辞書には出てきません。

 

ということは、

「娼年(しょうねん)」も「娼夫(しょうふ)」も、

原作者の石田衣良さんによる造語になります。

 

「しょうふ」というと、浮かんでくる漢字が「娼婦」ですよね。

「娼婦」は、売春を職業とする女性になります。

 

その男版が、

娼婦の「婦」の字を変えて、

「娼夫(しょうふ)」になります。

 

つまりは、

売春=自分の体を売ることを職業とする男性です。

 

売春を職業とする男性については、

日本語では「男娼(だんしょう)」という言葉がありますが、

小説家の石田衣良さんにとっては、

「だんしょう」の響きや「男娼」の漢字よりも、

「しょうふ」であり「娼夫」を選んだのでしょう。

 

そして、

タイトルの「娼年」の意味は、

「娼夫」の「夫」の字を、

少年や成年を意味する「年」に置き換えています。

 

「娼年」は、

主人公で20歳の大学生の森中領が、

「娼夫」となり、

女性と肉体的なコミュニケーションを取りながら、

少年から成年へと成長する課程を描いた作品になります。

 

そう考えると、

「男娼」でも「娼夫」でもなく、

「娼年」がしっくりきます。

 

漢字の持つニュアンスからも、

「男娼」は、元々のイメージが付きまといますし、

「娼夫」は、夫の字をつかっているので、

既婚者の男性?との想像も浮かんできます。

 

そう考えるとますます「娼年」がぴったりくるのかなと。

 

小説や映画のタイトルなので、

きれいなイメージの漢字を使っていますが、

結局のところ、主人公の職業は男娼です。

 

映画「娼年」では、

冒頭からいきなり、

松坂桃李さんが、”その”最中で、

ヒップのシーンから始まります。

 

映画「娼年」では、

松坂桃李さんは8人の女性と関係を持つシーンがあります。

 

あまりにも”その”シーンが多い為、

松坂桃李さんのヒップのどこにホクロがあるのかまで、

すっかり覚えてしまうほどですよ。

 

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映画「娼年」のネタバレあらすじをキャスト付で詳しく!

ここからの映画「娼年」のあらすじとキャスト紹介は、

若干のネタバレを含みますのでご承知おきください。

 


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

主人公の森中領(松坂桃李)は、

名門大学の政治経済学部経済学科に通う20歳。

 

映画の冒頭は、領(リョウ)の部屋で、

行きずりの女性(階戸瑠李)との絡みのシーンから始まります。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

 

領は名門大学の学生にも関わらず、

生きる活力を無くしたやつれた顔をしていて、

大学をさぼりながら、

バーでアルバイトをする日々を送っていました。

 

そんなある日、

領の中学校からの同級生シンヤ(小柳友)がバーを訪れます。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

 

シンヤの職業はホストで、

いい金づるの客をつかんだ、と

バーに連れてきたのが、

御堂静香(真飛聖)でした。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

 

実は、御堂静香は、

ボーイズクラブのオーナーで、

シンヤのホストクラブに通っているのは、

自分のクラブに良い子をスカウトする為でした。

 

「女なんてつまらないよ」

そう言うリョウに興味を持った静香は、

領を連れ出し、「情熱の試験」を受けさせます。

 

「情熱の試験」の相手は、

生まれつき耳が聞こえない咲良(冨手麻妙)。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

 

静香の見ている前で、

領は咲良(さくら)と”関係”を持ちます。

 

女性との”関係”は、

「手順の決まった面倒な運動です」

と静香に語った領は、

相手の女性の心を開かない、

相手の身体が出すサインを読もうともしない、

そんな、乱暴な動きに終始します。

 

静香の領への評価は「五千円」。

ところが、

咲良も「五千円」を出してくれて、

合わせて1万円となりました。

 

静香のボーイズクラブは、

最低価格が1時間1万円で、

試験の合格ラインは1万円だったのでした。

 

咲良のおかげでぎりぎりで合格となった領は、

何かを感じたのか、

娼夫「リョウ」として、

静香のボーイズクラブで働くことを決めました。

 

リョウの1人目のお客さんは、

ヒロミ(大谷麻衣)さんで渋谷で待ち合わせ。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

 

ヒロミは静香のクラブの常連客で、

初回は相手の子を観察するだけなのですが、

お茶だけして去っていくヒロミに、

リョウは失敗したかと落ち込みますが、

ヒロミから、早速、翌日の予約が入ります。

 

翌日、

ヒロミは、リョウがくるのを

シャンパンを飲みながら待っていました。

「じれったいのが好き」

そうやって気持ちを高めたヒロミは、

今すぐリョウくんとしたい、と円山町のホテルへ。

 

激しくも満足した時間を過ごしたヒロミは、

「リョウくんを自分の専属にしたいくらい」と高評価。

 

リョウは、2回分の報酬として、

4時間の60%で2万4千円を手にします。

 

「すごく疲れました。いい意味で。」

 

そう語るリョウの顔は、

明るい表情に変わってきていました。

 

「女性のことをもっと知りたいと思うようになりました。」

 

何かが領の中で変わって行くのでした。

 

次の客は、イツキ(馬淵英里何)さん。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

 

待ち合わせの時にイツキが読んでいたのは哲学「プラトン」の本でした。

 

実はリョウもプラトンが好きで、

食事中、2人はプラトンの話しで盛り上がります。

 

食事後、イツキはリョウを自宅に誘い、

そこで、自分の癖(へき)を告白します。

 

自分が認める知性のある男性で、

自分の癖(へき)を理解してくれる人がいないと嘆くイツキ。

 

リョウは真正面からイツキの癖(へき)を受け入れます。

快感の笑みを浮かべるイツキ・・・

 

舞台は変わって、大衆居酒屋。

領は静香にお願いされ、

自分の通う店に静香と咲良を連れてきます。

 

「領くんが相手だと年に引け目を感じないらしいの。

何か秘訣があるのかしら?」

 

と尋ねる静香に、

領は自分の母親のことを話し始めます。

 

領の母親は、

今から10年位前、

領が10歳、母親が37歳の時に亡くなりました。

 

領はその日、風邪を引いて学校を休んでいましたが、

「暗くなる前に帰ってくるから

暖かくしていいい子にしてね。」

 

そう言い残して、母親はよそ行きのワンピースを着て出ていきました。

 

そして、その日、

母親は出先の横浜の繁華街で、

心筋梗塞で倒れ亡くなってしまったのでした。

 

それから領は、

大人の女性に年齢を聞くのが癖になり、

37歳という返事だと喜ぶようになります。

 

領が年上の女性に抵抗がないのは、

そういった理由からだったのでした。

 

こうして領は、娼夫となっていきました。

 

池袋で待ち合わせをした主婦(荻野友里)は、

出産してから、旦那が一回も相手をしてくれず、

悶々とした日々を送っていました。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

 

熱海の高級旅館で待っていたのは、

年の離れた泉川夫婦でした。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

 

糖尿病で余命一年半の旦那のために、

妻の紀子(佐々木心音)とAVまがいのプレイをするリョウ。

あまりの名演技に、夫の泉川氏(西岡徳馬)は大興奮します。

 

実は糖尿病で余命一年半というのは作り話で、

リョウを気にいった泉川氏からは特別報酬が届いていました。

 

特別報酬がもらえるようになったら、

静香のクラブではVIP客対応に昇進となるのでした。

 


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

「領さんは、きっと売れっ子になるよ。」

 

初日に領にそう語ってくれた、

静香のクラブのナンバー1の東(猪塚健太)とも

領は関係を持ちます。

 

東(あずま)は痛みでしか快感を得ることができない特殊な身体の持ち主で、

領はお返しに東のお願いを聞き、

東の小指を骨折させるのでした。

 

そんな中、

シンヤがホスト仲間から領のことを聞き、

領に好意を持つ同級生の恵(桜井ユキ)に

領の仕事について話してしまうのでした。

 

静香に騙されているのではと咎める恵に領は、

「静香さんと寝るつもりはない。

恵と寝るつもりがないのと一緒。」

と言い捨てます。

 

リョウの次の客は、

鶯谷に住む70歳の老女でした。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

今日は老女の誕生日。

あなたの話しを聞かせて頂戴という老女に、

リョウは、

これまで女性をつまらないと片付けていたけど、

そんな自分を変えてくれた1人の女性がいること、

そして、

自分はその女性に褒めてもらいたい、と話します。

 

静香のクラブでは、

リョウが東とナンバー1を競うまでになっていました。

 

ご褒美をあげるという静香に、

「何でも構わないなら、

僕とつきあってもらいませんか?」

と告白し、静香に迫りますが、

 

領と寝るつもりはない、

残念だけどね。

と突き放されてしまいます。

 

それであれば、

どれだけ成長したかを静香に見てもらいので、

咲良との試験をもう一度、受けさせてくれないか、

と領は静香に頼みます。

 

と、そこへ、

リョウへの指名の仕事が入ります。

 

呼び出されたホテルで待っていたのは、

同級生の恵(桜井ユキ)でした。


(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

 

最初は拒否するリョウでしたが、

娼夫として恵の期待に応えます。

 

恵は途中から泣き出すのでした。

恵は、リョウがもう自分のいる世界とは別の世界にいることを悟ります。

 

リョウは、

バイトをしているバーでは、

恵はいつでもタダだから、

また来てよ、と優しく返すのでした。

 

恵との仕事が終わり

ホテルを出たリョウを静香が待っていました。

 

静香は、

自分も昔は娼婦であったこと、

そして、好きな人との間に咲良が生まれたこと、

成長した咲良は、静香の仕事を手伝いたいと言ってくれたこと、

そして、

それは、静香がエイズウィルスに感染しているから、

と領に打ち明けました。

 

先日、領を拒否したのは、

領にエイズウィルスをうつしてしまうかもしれなかったからだったのでした。

 

その夜、

領は咲良(冨手麻妙)と2度目の試験に挑みますが、

咲良の身体を通して、領は静香とも通じ合うのでした。

 

領は静香に母親の姿を重ねていました。

 

そんな時、

静香のクラブが摘発され、静香は逮捕されてしまいます。

 

そして、静香の情報として、

領の母親が娼婦であったこと、

亡くなったのは”仕事”の後であったことを知らされます。

 

今の領であれば、母親のことを憎んだり軽蔑しないであろうこと、

そして、

領と領の母親、

咲良と静香は

同じ仕事で結ばれていたこと、

出会うべくして出会ったのかもしれない、と。

 

・・・・・

 

それから1年後、

領の姿は、鶯谷の老女の家にありました。

「クラブパッションのリョウです。」

 

領は東と咲良とともに、

クラブパッションを再開したのでした。

 

クラブパッションのオフィスには、

3人を見守る静香の肖像画が飾られていました。

 

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